Swallowtail Butterfly ~あいのうた~ YEN TOWN BAND

この曲は映画「スワロウテイル」の主題歌でした。

劇中の刹那的な雰囲気や、多国籍で雑多な街で生きる孤独感…
そんな切なさを小林武史のメロディとCHARAの声が切り取っているようで、独特の空気感を作り出しています。
CHARA演じる主人公は娼婦ですが、彼女の心を歌うこの歌は少女の頃のままで世界を見ているようです。

「この空の青の青さに心細くなる」「心に心に痛みがあるの」と直接寂しさを表した歌詞がありつつも、「悲しさは響いてない どこかに通り過ぎてく ただそれを待つだけ」と諦観も持ち合わせている。
それでいてサビでは感情を爆発させ、最後は「わたしはあいのうたであなたを探し始める」という言葉で、自分の足で歩いて行こうとする姿を想像させます。

一人の少女が大人になって必死に拠り所を求めようとしている歌詞が、当時家族を失った自分自身と重なり、今でもイントロが流れるだけで心がきゅっとします。
「心に心に魔法があるの」というフレーズがあるのですが、当時の私にとって、まさにこの曲が自分の気持ちの拠り所になる魔法の歌でした。